3人刺傷で懲役30年求刑=弁護側は心神耗弱主張−大阪地裁(時事通信)

 大阪府と京都市で2008年5月、少年2人と女性が負傷した連続刺傷事件で、強盗殺人未遂などの罪に問われた無職石津淳被告(41)の論告求刑公判が9日、大阪地裁(和田真裁判長)であった。検察側は完全責任能力があるとして懲役30年を求刑。弁護側は殺意を否定した上で、心神耗弱を主張し、結審した。判決は3月24日。
 石津被告は被告人質問に応ぜず、精神鑑定では「統合失調症ではなく人格障害の可能性が高い」とされた。
 検察側は、自宅の階下の少年らを刺したとされる大阪での事件について、力を込めて刃物を突き刺すなど殺意は明らかで、騒音トラブルという動機も理解可能と指摘。「計画性があり、逆恨みとしか言えない」と述べた。
 一方、弁護側は「殺意を抱くほどのトラブルではなく、幻聴による被害妄想が原因」と主張。「統合失調症が発症した可能性がある」とした。 

【関連ニュース】
【動画】ティファニー強盗、映像公開
運転手殺害で再逮捕へ=容疑者宅を連日捜索
元コンビニ店員の学生再逮捕=「ひったくり失敗、店の金盗む」
殺人の時効撤廃=政府、刑訴法改正案提出へ
「重い刑を」懲役17年=裁判員判決、犯罪抑止重視-70歳男、猫餌やり殺人・千葉

五輪モーグル 娘に、妻に称賛惜しみなく 上村4位(毎日新聞)
嘉手納統合案提示へ―国民新(時事通信)
<公務員法改正案>局長級の降格盛る 実績次第、部長級へ(毎日新聞)
「高齢者限定規定」から新型インフルを除外へ―予防接種法(医療介護CBニュース)
「余命2年」の被告に懲役3年、妻暴行死で(読売新聞)

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。